各話紹介

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第拾弐話
襲来
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あらすじ
――いつか、好きな子にもう一度花をあげる為に生きてきた。

四季庁に向かう最中、賊の襲撃に遭遇する狼星と凍蝶。
見事撃退するも、しかし、彼らの前には銃を構えて阻む者がいた。
これまで真摯に冬主従を支えてくれていた仲間の一人――石原だ。
彼女は狼星達に自らの正体を明かし、四季庁に行ってはならないと警告する。

「俺につけ、後悔はさせない」
過激な手段を取る石原を、狼星はなんとか説き伏せる。

「雛菊とさくらがいなくなってから、俺達の日常はずっと狂っていたようなものだろう」
初恋の人を失った日から、ずっと後悔してきた彼を止められる者はもはやいない。

『幾千、幾万と、氷の花を作ってきたんだ。いつかもう一度、花をあげるために』
そして狼星は、四季庁を目指して、空に大きな氷の橋をかけていく。

代行者の始まりの物語は、以下のように続く。
――初めは牛に役目を与えたが足が遅く、冬だけの一年になった。
次に兎に役目を与えたが途中で狼に食われて死んだ。
鳥は見事に役目を果たしたが、次の年には役目を忘れた。