各話紹介

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第拾参話
奪還
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あらすじ
――この優しくて悲しい生き物に、愛してもらえる自分であらねばと思った。

秋の代行者・祝月撫子を奪還すべく、【華歳】のアジトにたどりついた竜胆と夏主従は、国家治安機構と協力しながら賊と交戦していた。
竜胆たちの活躍はめざましく、アジトの攻略は進んでいくが、戦いに終わりは見えない。

そんな中、夏の代行者・葉桜瑠璃は使役した動物から報告を受ける。
とある賊が持つスーツケースの中から、撫子の匂いがしていると。

「君命! 撫子様を守りなさい!!」
瑠璃は、自らの姉であり、護衛官でもあるあやめに、撫子を救うように命を下す。
「あたしは大丈夫だから! 秋を守って!!」

その決断が最悪な結末を呼ぶことに、この時は気づきもしなかった。

「頼んだよ、おねえちゃん」

木々が薫る中、こだまする銃声があやめの耳にも届く。

代行者の始まりの物語は、以下のように続く。
――どうしたものかと頭を抱えた四季達の前に、最後に人が現れ申し出た。
自分達が四季の代行者となりましょう。
その代わり、どうか豊穣と安寧を大地に齎して下さい、と。